・モルタ合資会社 "Minolta Six" 01

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Shutter: Crown ( T, B, 1/5,1/10,1/25,1/50,1/100,1/200 )

Lens: Coronar Anastigmat Nippon ( f=80mm 1:4.5 )

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国産のモルタ合資会社(のち千代田光学・現コニカミノルタ)から発売された
ブローニフィルム使用66判カメラ、ミノルタシックスです。
同じ発売元のミノルタベストと同様、ベークライト製の剛体蛇腹で有名な機体です。
最初の製品は昭和十二年に発売されました。
レンズとシャッターの組み合わせで3種類ほどモデルが有りますが
中間クラス(クラウンシャッター・コロナーF4.5付)だと昭和十二年当時、金五十三円でした。


レンズはこの当時の標準的な前玉回転式となっています。
クラウンシャッターはチャージ不要のエバーセット式ですから
手ブレに注意しないといけません。
尤もベークライト製で意外と重量感が有り、割と保持し易いので
慣れれば手持ちで1/5秒も充分いけます。


ミノルタベストでも感じましたが、この段々重ねのベークライト製の剛体蛇腹は
海外の有名所の製品からは似た様な物が見当たりません。
若し本当に日本人のオリジナルなら、もっと自慢して良い様な気もします。
更に剛体蛇腹の押え金具を良く見ると
ミノルタの頭文字「M」の形になっています。
こう云う遊び心の有る洒落たデザインは実に良いですね〜。

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国産老舗の製品だけあって描写はしっかりしています。
まあ多少周辺が流れてしまうのは仕方が無いと思いますが・・・。
少々重い事を除けば使って楽しい写真機であると思います。
特にベークライト製剛体蛇腹は、割れない限り素晴らしいと云わざるを得ませんw

 

先日花見に行った時の写真とか・・・モノクロですが。

田安門交差点歩道橋から
神門菊花御紋章
桜越しに拝殿を望む

 

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