・千代田光学精工 "Semi Minolta" II型 01
Shutter: Crown ( T, B, 1/5,1/10,1/25,1/50,1/100,1/200 )
Lens: Coronar Anastigmat Nippon ( f=75mm 1:3.5 )
千代田光学精工（昭和十二年改称・現コニカミノルタ）から発売された
国産のブローニフィルム使用セミ判カメラ、セミミノルタです。
セミミノルタは国産スプリングカメラの嚆矢であると云われ
最初の製品は昭和八年に発売されました。
その後何度かシャッターやピント調節機構の変更が有り
このモデルは「クラシックカメラ専科No.8」の区分によると
昭和十二年発売のII型その2となります。
レンズはコロナーアナスチグマットニッポンのf3.5が付いており
ピント合わせは前玉回転式となっています。
クラウンシャッターはチャージ不要のエバーセット式で
最高速度が1/200のモデルです。
シャッターレリーズが多少重く、ガチンと云う感じで切れますが
ボディレリーズなので注意すれば1/5秒もいけます。
国産メーカーでは老舗の製品なので動作は確実です。
レンズも旭光学の製品ですから三枚玉でも国産では上位に入ります。
然しながら、ライバルの六桜社・セミパールが四枚玉ヘキサー付の為か
中古市場だとセミミノルタは今一つ人気が無い様に思われます。