・Balda "Baldax" 02

baldax02_00

Shutter: Prontor ( T, B, 1/25,1/50,1/100,1/125 )

Lens: Vidanar ( f=7.5cm 1:4.5 )

baldax02_01 

baldax02_02 

baldax02_03 


ドイツ・バルダ社のセミ判スプリングカメラ、バルダックスです。
この機体はボディ両端エッジが絞り込まれており背面赤窓カバーは左右独立の内装式で
フィルム巻上げは69判用の数字を2つの赤窓で交互に読み取ります。
背面には各距離(フィート)に対応する被写界深度表が付いていました。


この機体はシャッターサイズが00番の小型の物で、ボディレリーズでは有りません。
プロンター系のシャッターはカメラを立てた時レバーが上側に出ますので
コンパー系の様に操作補助レバー等は付かなかった様です。
ファインダーは逆ガリレイ式の折り畳み型でパララックス補正機構は有りません。


バルダックスは兎に角レンズ・シャッター・ボディサイズの組合せが沢山有り
時代の特定は非常に困難ですが、この機体は上記の特徴から
1930年代中葉の物ではないかと思われます。


レンズはヴィダナーF4.5、製造元は判りませんが中堅メーカーのOEMではないかと思います。
シャッターも低速と高速を省いた廉価品のプロンターなので
当時の定価で七〜八十円位のモデルでしょうか?
尤も、コンパー系よりプロンター系シャッターの方がショックは少なく
00番サイズでもセルフタイマー付なので寧ろ使い易い気がします。

 

先日のイベントにて。日中はf22、夜景は開放で撮影。

聖地駅前からの眺め
靖国通りその1
靖国通りその2
左様なら、さくらや

 

メニューへ戻る    「写真機材の部」へ戻る

 

 

inserted by FC2 system